一人用声劇【エピローグ】
読んでくださった方【】書いた人【シバ】
一人用声劇【エピローグ】
- 72
- 2
- 4
社長の晴天前夜に感化され
いつもの調子で作ってしまった思いの産物です(病んではないからね!?)
どことなく小説チックな気もしますが悪しからず
✄--------------- キ リ ト リ ---------------✄
冷たい空気 胸いっぱいに吸い込んで
後悔も朧気(おぼろげ)になった脳内でボンヤリ思ふ
都市喧騒(としけんそう)の真ん中で自分自身を否定する
静かに諦める
「ふと死にたくなる時、ありませんか?」
誰にも届かないような声で
でも誰かに訴えるような口調で
側にいた筈の誰も彼もが聞く耳をもたなかった事を
淡々と今日も話す
あのねあのね 私ね
ずっとずっと 辛かったんだ
ずっとずっと 悲しかったんだ
もしももしもね 願いが叶うなら
「もっともっと 不幸にさせて」
行き場の無い想いは何処へも向かわない
でも、それでいいんだ
うん、それがいいんだ
「これで良かったの!」
(「これで良かったの?」)
遠くで車のクラクションが聴こえた
もっと遠くではきっと名前も知らない誰かが笑っていて………
そんな事を考えながら私は涙を流すのを止めた
そして喧騒の中心を見つめ喉を鳴らした
✄--------------- キ リ ト リ ---------------✄
#悲しい #台本 #ひとり声劇
Comment
4commnets
- シバ
- 甲殻類@台本係りめっちゃいい台本ですね!
- シバ
- ふたばしゅきよ