【声劇台本】ラピスラズリと迷子の旅路
めくる
【声劇台本】ラピスラズリと迷子の旅路
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迷子のお話。
しょっちゅう迷子になってた記憶があります。今でもたまになります。
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「わたし迷子でどこへも行けないの」
石畳の街で
泣き出す女の子が溢した言葉。
陰には執拗な批判の目。
黒い手と手が彼女の首を絞める。
ああ、こんなものに囲まれて。
今までよくがんばったね。
さぁ、
これからは君の道さ。
なんだって好きなことをやればいい。
何処へでも行こう。何処までも行こう。
「でもわたし、迷子だから」
迷子だから、進むのさ。
ここにいても、君は幸せになりやしない。
何も気にしないで。
前を向いて 先へ進んで。
さぁ、行こう。
こんなところじゃ腐ってしまう。
はやく、はやく、東の方へ。
どこか海が見えるところへ。
陽気な歌でも歌って、世界を嘲ってやろう。
そうだ、君に宝石を贈ろうか。
なに、御守り代わりさ。
そうだなぁ、あぁ、こんなのはどうだい?
きらきらしてて、綺麗だろ。
気に入った?よかった。
その石の名前は__________
#声劇 #台本 #一人用声劇 #声劇台本
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- ゆきみ👾表現力を勉強中お借りしました