Sento nel core〜私は心の中に感じる〜

Scarlatti,Alessandro

人は時に感じたくない事までも感じる時もあったりで……… そんな時はすべての意識を無にして 歌う事だけに集中します……… この曲、久しぶりに歌いました。 今の気分と原点に返るにはピッタリな曲♪ …とシリアスな事書いてますが もちろん「ちりめんぶるい」(こりさん語)入りのいつもながらの偽物歌唱力です(笑) そこはぶれない(*｀ω´*) ｷﾘｯ Sento nel core certo dolore, che la mia pace turbando va. 私は平和をかき乱す 苦しみのようなものを心に感じる 素敵なピアノ伴奏🎹ミュゼヴァさん♪ ありがとうございました🙇🙇🙇 ----*----*----*----*----*----*----*----*----*----*----*----* Nagomiの豆知識(大昔、学生の頃に学んだ知識が薄れているのでwiki等で調べてまとめてみました) ✴️イタリア歌曲集とは……✴️ 日本では「イタリア歌曲」と呼ばれることが多いですが、作品のオリジナルはほとんどが17、18世紀のオペラや宗教曲のアリアであり、歌曲ではありません。 19世紀のイタリアの音楽学者アレッサンドロ・パリゾッティが17、18世紀のオペラや宗教曲のアリアを編曲、編集し、1914年にリコルディ社から出版した "Arie antiche" （古典アリア集）を基礎として、声楽家・音楽評論家・作曲家の畑中良輔が監修し、様々な作曲家（イタリア人以外を含む）のイタリア語声楽作品を収録しています。 音楽を学ぶ学生ならば必ずと言っていいほど初期の頃から習うポピュラーな教材？です。 さて、多くの作品が作曲されたバロック時代。バロック音楽は「彫刻や絵画等と同じように速度や強弱、音色などに対比があり、劇的な感情の表出を特徴とした音楽」と定義されます(wikiより) 北イタリアのマドリガーレ作曲家たちは、詩の内容や詩に現れる個々の語の感情affettoを音楽的に表現する手段を探求していました。また、フィレンツェのカメラータでは、古代ギリシアの音楽悲劇の復興の観点から、感情と結びついた音楽表現を探求したのです。これらはそれぞれ違う動機を持ってはいたものの、「音楽における感情の劇的な表現」という観点を共有しており、それぞれルネサンス音楽の作曲法の枠を打ち破ろうとしていたのです。 ウチなる感情をいかに表現するか、その探求の中で生まれた曲がこのイタリア歌曲集の中の作品なのです。 オペラの基礎となったとも言われています。 ルネサンスでもなく編曲者のロマン派でもない、バロック、初期の古典派の歌唱法とは……… 私には未だに解決しない課題です。