【朗読台本】別れを告げるその日まで #4 poem
読み手: 台本:十六夜 BGM:りるや
【朗読台本】別れを告げるその日まで #4 poem
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第4話(https://nana-music.com/sounds/0376717f/)の情景描写と心理描写を朗読台本に書き直しました。
なかなかクッサいポエムに仕上がったなーと自分でも感心しつつ呆れています。
【台本】
春の陽気は、どこか軽薄だ。
あたたかく優しいようで、すぐ逃げていく。
反抗的な私は、上の空で教科書を抱えていた。
温められて舞い上がる、新品の紙の匂い。
陽当たりの中でまどろむ君は、薄明るい寂しさそのものだった。
あの日、私に囁きかけた君。
無邪気な瞳に、もう裏切りはあったのかな。
あの日、私に微笑みかけた君。
嬉しそうな笑顔と声音に、偽りはあったのかな。
君は申し訳なさそうに頷いて、私の一歩だけ前を走っていた。
小さくて猫背な背中が、目の前で揺れていた。
まるで初めて友達ができたみたいに、浮き足立つ君の笑い声。
つられて私も笑った、遠い遠い白昼夢。
まあるいルーペの光と、揺れるタンポポの黄色だけが今、思い出を照らしています。
★公式音声企画&声劇事務所★
https://nana-music.com/communities/452062/
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【登場人物】
古谷 華蓮
(フルヤ カレン)
中学一年生の女子。
基本的に明るい性格。
気が強く負けず嫌いな性格。名前がババくさいと気にしている。
学業においては飛び抜けて優秀だが、運動はからきしダメ。
渡辺 ひな
(ワタナベ ヒナ)
中学一年生の女子。
落ち着きがあり大人しい性格。しっかり者。
体型が子供っぽいのを気にしている。
幼い頃から絵を習っており、絵が上手い。成績は中の上程度。運動は苦手。
原作の小説は百合ですが、一人称や名前を変えてNLやBLにして演じてくださっても嬉しいです。
本編シリーズ
https://nana-music.com/playlists/2050881/
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