2章: 戦神-序

対戦型ユニット企画:ツワモノ達が夢の中(BGMはゆきのさん)

「どのようなものであれ、業務報告の提出期日...納期はぴったり合わせるのが、わたくし達公僕の定め...」 おむぎの手にはパリっとした紙質の巻物。 自分の身の丈より遥か上のそれを、黒い布の下から見上げた。 -------------------- 米太郎がドヤ顏で腕組みをして、話始めた。 「詳しく話してもアレだし、お別れついでにざーーっと話しとくとさ。 米太郎とおむぎは夢環境管理課所属、あの世の公務員なわけで。うちの部署って、名前のとおり夢を管理してるわけ。 そいでね、ここ、通称関ヶ原！ 封鎖しにきたんだよね！ 邪魔な戦神さえ居なけりゃさっさと鍵閉めて立ち入り禁止、はいおしまーいって感じなんだけど。腐っても神さまっていうか...こんだけ弱り切ってるのに、全然成仏しないし退かないし。 けど、偶然ここに波長があった皆様が現れたもんだから！？ちょっとフェスっぽい感じでイベントやってノせれば、労力かかる慰霊の儀式はサクッとできちゃうし！戦神様のご機嫌なおって立ち退きのお仕事捗るかなぁって。 .....いやあー、うまくいっちゃったよね？ なんか、さっきから戦神の気配が急激に静まってるところをみると、この調子じゃもう黄泉に引っ越す身支度でも始めたかなぁ。 となると！！あとは、仕上げだよねー。 呼んどいて悪いんだけど、さっさと仕事締めたいから ...強制退去の方向で」 スーツ姿がぬるりと溶けるように、煙のように揺蕩って、黒い衣に姿を変える。すっかり黒子の姿となった素っ頓狂は、腰を低く身構え臨戦態勢に入る。 「おむぎー！施錠の準備は頼んだよ！今日のは、マニュアルに書いてある通りで大丈夫だから」 -------------- 2章:自由参加 対戦形式:手合わせ。一騎打。 録音可能層数:2層(例:主旋律+ハモり。分解録音はハモりとみなす) エフェクト:「不思議な力が強まっている」 戦神のお守りが淡い光を纏って輝き始めた。 それぞれ、所持している技能を使用可能。 共鳴:エコー系1種を設定し、強度50%で使用可能。(※一度強化決定したエコーは変更不可) 憑代:ボイスチェンジ系を1種のみハモりで使用可能。(※上に同じく、決定後は変更不可 式神:録音可能層数が1つ増える。 -対戦詳細- 広場にて黒子と手合わせ形式で対戦を行う。 挑戦には、 ・他国の参加者と戦い勝利した証、白星を1つ ・もしくは手合わせを行った証を2つ(過去の手合わせも累計可能) 要する。 ・両黒子に勝利した挑戦者が現れる ・期日4月7日になる 以上の条件で終了となる。 また、一番始めに勝利したものがでた国を、勝者とする。 勝敗の結果は史書の内容に反映される。 審判は基本的に黒子、日出づる国の民も可能、互いに平等かつ正々堂々と審査を行う。 勝者は次章の史実を書き記す際、史書に名を刻む。