【台本】雨の名前【掛け合い】

A【神夜】×R＆I【あゆか】×台本【匙】

あゆかさんコラボ失礼します かまちさんのアドバイスを元に改善したつもり まだきっとあやふやだけど、できることはしたつもり 〜人物〜 A：アルヴィン 戦闘機パイロットの男性。タックネームはジョーカー。かつてはストレイキャットという名を使っていた。愛想が良いものの、人との深い繋がりは求めない。とにかくチャラい。 R：レベッカ アルヴィンの同僚の女性パイロット。寡黙で冷たい印象を受ける。彼と組まされることが多いため「相棒」と呼ばれ、詰まらない冗談を聞かされている。ごく稀にデレる。 I：??? アルヴィンの回想に出てくる、正体不明の女性。補足にて説明。(※ レベッカと同じ演者さんでお願いします) (外、雨の音) (室内、マグカップを置く音) R：「この様子じゃ、今夜の偵察(ていさつ)は無しになりそうね」 A：「あぁ、そうだな……」 R：「部屋に戻ろうかしら」 A：「せっかくだし、もう少し話さないか？」 R：「……時間の無駄」 (ジッポの音) A：「辛辣(しんらつ)だねぇ(苦笑)」 (新しい煙草に火をつける) R：「それ、何本目？」 A：「いいだろ？いつ死ぬか分からないんだし」 R：「いつ死ぬか分からないのは、誰だって同じよ」 (雨音が小さくなる) A：妙に引っかかる言葉だった。 (ピアノ入り) A：「俺はいいんだよ。いつ死ぬか分からないし、それに」 I：「いつ死ぬか分からないのは、人間みんな同じよ」 A：「……」 I：「だからこそ、精一杯楽しもうって……私がもしあなただったら、そう思うわ」 A：彼女の声も、体温も、もう何も思い出せない。 I：「ストレイ……？」 A：「タックネームだよ。空の上じゃ、みんな仮面を被ってる」 I：「私たちもそうよ」 A：「どういう意味？」 I：「知りたい？私の本当の名前」 (ピアノ演奏が切れる) (少しの間) A：「やっぱりこれ、やるよ」 (くわえていた煙草を差し出す) R：「いらない」 A：「そういうの気にするタイプか？」 R：「……馬鹿じゃないの？」 (去っていく足音に被せて) A：知ったつもりになっても (雨音が小さくなる) 他人は所詮(しょせん)、他人なんだよな。 〜物語補足〜 Iはアイリスと名乗る女性(10代後半)で、コールガール。当時のアルヴィンは20代前半くらい。先輩の紹介で出会った時、彼女はまだ新人だった。ただ話をしたり、連れ出して時間を過ごす事が多かった彼に対し、アイリスは次第に心を開いていく。しかし、互いが感じていた隔たりは、最後まで埋まることは無かった。 #声劇台本 #声劇 #2人声劇 #二人声劇 #朗読 #コラボ用 #パイロット #雨の名前_匙 神夜