【台本】蝋燭と天秤【予告風声劇】
ツカサ【三日】×ヒグラシ【トーチ】 ★ピアノ【ショパン 演奏:ダンボール】
【台本】蝋燭と天秤【予告風声劇】
- 19
- 2
- 4
何だろう。伴奏から演者さんまで全部好き('ω')
匙様の台本とトーチくんのコラボ音源お借りしました。ありがとうございます
音量調節ミスってないかな...(´・_・`)
てかトーチくんよ、そんな渋格好いい声出せるなんて聞いてないぞ←
びっくりしたわもう←
─あなたと同じ結末は、ごめんだ。
・*:..。o○☼*゚・*:..。o○☼*゚・*:..。o○☼*゚
(01:24)
T:
「殺して欲しい相手は、僕です。
僕を、殺してください」
H:
「命を粗末にするな」
H:
彼は、不服そうに大金(たいきん)を一瞥(いちべつ)した後
少年らしからぬ仕草で、顔を伏した。
その時の事は、未だによく覚えている。
吐く息で視界が曇る(くもる)程、
寒さの厳しい年明けだった。
(01:00)
T:
彼の瞳孔に宿った光は、
憐憫(れんびん)の色にも似て。
その時の光景は、生涯(しょうがい)忘れないだろう。
午前0時(れいじ)の鐘が鳴る頃。
(00:49)
街の賑わい(にぎわい)に紛れ、悲しみは息を潜めていた。
(00:42)
T:
深夜の冷たいトリガー。
薬を染み込ませた、綿の解れ(ほつれ)。
(00:37)
H:
「俺にとっておまえは、都合の良い駒(こま)だ」
T:
「駒?」
H:
「ああ。使い捨ての道具に過ぎない」
T:
「さあ、それはどちらでしょうね」
(00:29)
H:
遊び呆けた(ほうけた)少年は、
いつしか鬼の形相(ぎょうそう)を纏い(まとい)。
T:
彩度の低い記憶の中、
鮮やかな夢ばかり追いかけた。
(00:21)
H:
「なあ。俺を、殺してくれないか」
T:
その瞬間、身体中の血が沸く(わく)のを感じた。
僕はずっと、その言葉を待っていたんだ……
(00:11)
H:
「天秤(てんびん)はおまえの方に傾いたって事だ」
(00:07)
H:
「覚えておけ、ツカサ。この闇は繰り返す」
T:
「僕は、あなたのようにはならない」
〜人物〜
/少年 ニシナ ツカサ(12歳→15歳)
父とその愛人との間に産まれ、母から愛された記憶が無い。感情は豊かだが上手く笑えず、愛想が悪いと毒吐かれて育った。美術の才能に優れる。
/殺し屋 ヒグラシ ケイ(38歳→41歳)
元は商社に勤める会社員だったが、ある事件に巻き込まれ、多額の借金と共に会社を追われる。殺し屋を始めたのは、ある女に殺しを依頼された事から。
〜背景(長くてごめんなさい)〜
大晦日の夜、ツカサは大量の偽紙幣を手に、ヒグラシの元を訪れる。死の動機は、両親の死の原因が自分にあった為。しかしヒグラシは彼を殺さず、手下として偽の文書や道具を作らせるようになった。
共に過ごすようになって二年目、ヒグラシはある案件で元同僚を手にかける。そこから彼は狂い始めた。精神に異常を来し、終いにはツカサをも殺そうとするが、彼の手口を知り尽くしたツカサは、先手を打っていた。→会話部分
最終的には殺しに苦しみ、殺しから逃れる為に「自分を殺してくれ」と頼む。ツカサはその懇願に一種の救いを感じ、自らの手にかける。奇しくも、この時ツカサは初めて自然に微笑んだ。→その言葉を待っていた
ヒグラシの「闇は繰り返す」という発言は、いずれツカサも殺しに苦しむ日が来るだろうという示唆。
彼は後に、言葉の呪縛に苦しむことになる。
#声劇 #朗読 #コラボ #掛け合い #CM風声劇 #殺し屋 #シリアス #ダーク #蝋燭と天秤_匙 #クライマックス #バッドエンド #ホラー #トーチコラボ
#nana民さんと繋がりたい #拍手コメント嬉しい
#聴いてくださりありがとうございます
Comment
4commnets
- 三日@みずかい✄お知らせ更新(2024.1.13)✄
- 灯火 とーち
- 三日@みずかい✄お知らせ更新(2024.1.13)✄
- 灯火 とーち渋い声出すような台本ってあんまりないからねー( ノД`)… 男の特権(≡・x・≡)