【二人声劇】予告有る殺人【声劇台本】
BGM 「予告無き殺人」Simezo様/○A △△様●Z ▲▲様/台本 翠鈴
【二人声劇】予告有る殺人【声劇台本】
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それはまるで「目の前に林檎があるとしよう」とでも言うように始まったのである。
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☆
●「人というのは奇妙なもので、
常に何かを研究したがるのです。
さて、今日の内容は」
○「例えば、私が君を殺すとしよう。
その場合、私は一体何をすべきか、
殺人鬼の心理とは」
●「ほお、これはまた独特な」
○「さぁ、まずは何から決めようか」
(1:13~)
○「用意するのはハンドガンか、
それとも扱い易いアサルトライフルか、
猪突猛進サバイバルナイフか、
力に任せて単純な紐か、
さてここは悩みどころだ」
●「武器はそれぞれ特徴を捉え選ぶべきですね。
その選択を誤れば最悪自分にも死が有り得る。
殺す側に立っている時は
同時に殺される側にも足を踏み入れているのです」
○「状況もまた、生死をわける存在となる訳だが、
そうだな、私が、君を“今”殺すなら、銃の類(たぐい)は無論却下だ」
●「そうですね。
近距離での銃よりナイフや紐の方が狙いやすく、
こちらも防御しやすいので、そちらの方が有難い」
○「有難いと言うのなら、
裏をついて懐に潜ませているハンドガンで一発、
という手も無くはないが」
●「おや、本当に殺す気ですか、
一丁前に此方に構えてしまって。怖い怖い」
○「ここで私が頷けば、
例えは例じゃなくなりただの事実になる。
些(いささ)かそれも一興だろうか」
●「なるほど。
最初から講義をする気などなかったというわけですね?
では私もひっそりと懐に閉まっていたハンドガンを取り出し先生に構えてみましょう」
○「結局武器は同じで収まったわけだ。
では、次の研究内容はこれだな」
●「なかなかおもしろい成果が得られそうだ、
よろしくお願いしますよ_先生?」
☆
○A
異様なほど常に何かを研究したがる研究者。「先生」と呼ばれる
●Z
敬語 Aの教え子 かなりの秀才
全体的に早口の方が間に合います!(つまり字数ギリ)
☆
少しだけ解説
Aは粘着すぎる研究で有名な「先生」。同じくひとつのことに没頭しやすいZは彼の講義を受けに行く。懐に重い鉄の塊を潜ませながら_
☆
翠鈴です!
BGMテーマが「予告無き殺人」ということで意欲を一気に掻き立てたれ一気書きです。笑
かっこいい感じに仕上げてみました!そうなるか!みたいな展開どうでしょう!
拍手&コメント待ってます\(*ˊᗜˋ*)/♡
よければ演じていってくださいね!(*^^*)
(前作 ➨【一人声劇】その先へ、踏み出して https://nana-music.com/sounds/0384c94a/)
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