【朗読台本】あなたへ

朗読者:○○○○（楽曲:Miinya様）

綺麗事を言ってくれ。 私はそれに縋るよ…… --------------(以下台本📚) -------------- (01.28) 今、あなたがもし、 どこまでもどこまでも 堕(お)とされてゆくような心地で、 夜の闇に隠れて絶望しているのなら、 こんな私を、あなたの再生の糧(かて)としてほしい。 能天気で足取りも浮かれた、 私の安っぽい言葉がもし、 束の間でも、あなたに安堵(あんど)を与えるのなら。 (00.59) 人間の感情には、起伏(きふく)があるじゃないか。 だから涙を流したあなたの頬はきっと、 次の瞬間には、微笑みを浮かべることだってできる。 (00.45) そして、いつか私が、今のあなたのように、 行き場のない煩悶(はんもん)に苦しむときがあったなら。 私からは到底生み出せないような、 歯が浮くほど眩(まばゆ)くて、耳触りのよい、 そんな言葉をかけてくれ。 きっと私は、蘇るから。 (00.23) 照りつける太陽に顔を向けなくたっていい。 目が潰れてしまうから。 それよりも、待とう。 世界が赤く染まるのを。 太陽が沈む間際(まぎわ)の、その一瞬だけでも、 目に焼きつければそれでいい。 それまでどうか、私と肩を寄せ合ってくれないか。 #台本コピペ禁止 #台本引用添付禁止 詳しくは↓ https://nana-music.com/sounds/03c27550/ ------------------------------------------ (設定📒) 絶望している人に対して、励ましや応援の言葉をかけるのは簡単すぎる。その言葉はもしかしたら、綺麗事かもしれません。 でも、救われることだってある。そのことを知っている私たち──、だから私たちはエールを送る。そして自分が絶望に溺れそうなときは、その言葉に縋ることだってある。 そうこうしているうちに傷は癒えます。時が経てば、いつか必ず……。だから焦らないで。肩を寄せ合って、一緒にその時を待とう。それだけで、きっと大丈夫。 ------------------------------------------ 高校時代、いつもは気丈な友人が、初めて涙を見せました。そのときに彼女に送った詩です。この詩も所詮綺麗事なのですが、今の彼女に繋がる小さなきっかけになっていれば…と思います。 今回は、Miinya様の素敵なピアノ演奏をお借りしています。この文章に思い描いていた雰囲気にぴったりで…、滑らかな旋律なのに、一本の筋がピンと通っている。美しい楽曲を、本当にありがとうございました💐 #朗読台本 #言端 #言端の朗読台本 ❗️一人称変更可能です ❗️アドリブ、セリフ変更はご遠慮ください…… ❗️コラボ時は、楽曲様に拍手・コメントを！！