これは晴れた昼下がりのありふれた出来事
図工の授業で風景画を描いていた時の出来事
『この色キャンディみたいだね』と誰かが笑った
『ほんとだ、絵の具じゃないみたいだね』と別の誰かも笑った
その筆は僕の口元に差し出され
『ほら舐めてみろよ』と女は笑った
抗うよりも応じる方が痛くされないと
僕は知ってた 僕は知ってた
強かな人になろうと誓った
誰にも期待などしなかった
あの人達が正しいなら僕は世界でも敵に回そう
愛はどんな味でしょうか?
友情はどんな形でしょうか?
毎日のように差し出された
キャンディの味を僕は忘れない
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