【声劇台本】ひとりぼっちの梅【掛け合い】

台本：☕︎ 小梅「」x 春二郎「」

昭和17年、世界大戦中の日本。これは、梅の花と肌寒い風が吹く、寂しい初春のお話 BGMには、Moanaさんとロネさんの奏でる「You raise me up」をお借りしました 「」はセリフ、（）は語りです。 小梅「」or（） こうめ 春二郎「」or（） しゅんじろう ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ 小梅「はじめまして、可愛い帽子ね」 春次郎「は、はじめまして…！ははっ。ありがとう…ございます」 (通過時間、1:20) 小梅（初めて出会ったときの彼は、優柔不断で弱そうだった） 春次郎（初めて彼女と出会ったとき、僕は彼女に一目惚れをした） 小梅（でも———） 春次郎「あの、小梅さん…僕あなたのことが…」 小梅「知ってます。…私もあなたの優しいところ、好きよ」 小梅（優しい人は、みんな仲間を庇って死んでいくの。春次郎さんは強い人だって分かってる。でも…） 春次郎（僕は小梅さんと生涯を共にしたい。だから生きるんだ。生きて日本へ帰るんだ） 春次郎「小梅さん、僕は——ッ。僕はあなたを愛しています…！小梅さん…ッ小梅さん…」 小梅（———拝啓。向こうでは元気ですか。不自由はないですか。あなたは痩せっぽちだから、どこかで骨になって道に転がっていないか心配です。どうかお元気で。） ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ 小梅：春二郎より年上。事実上の契約結婚を強いられた彼女はその後夫を亡くし、春二郎と出会う。二度と人を愛すまいと心に決めた小梅であったが、彼の優しさに触れ次第に恋情を抱いていく 春二郎：長い黒髪を梅の花の髪飾りでまとめた彼女に一目惚れをした。小梅より年下。20歳を迎える前に徴兵により戦争へ赴き、結婚を決めていた小梅を残し戦死する。 #声劇 #台本 #コラボ用 #昭和 #カプちーのの台本