【一人声劇】さよならネコさん【台本】

朗読者【】

コンビニのパスタと野菜ジュース それと、猫缶 白いビニールをぶら下げて帰れば、 明かりのついてない部屋のなかでネコさんが俺を待ってる 「ただいま、ネコさん」 静寂の中チリリと鈴が鳴る 「こら、ダメだネコさん、これは俺の こっちがネコさんの」 「なあ、ネコさん 新発売って言うから買ったけど、そんなにうまくねえな、これ」 「あーあ、ネコさん このバラエティ、構成作家変わった？面白くねえなあ」 「なに？ネコさん、俺と一緒に寝たいの？ 寝込みを襲うなんて、エッチだなあ」 「ふふ、なーんかさ、 だんだんあいつに似てきたな、ネコさん」 「…俺、仕事辞めようと思うんだ」 スウェットの上でネコさんがぱちくり瞬きをする 「だからこれからはネコさんが死ぬまで一緒だ」 もう鳴き声も出ないはずのネコさんが ニャーと鳴いた気がした 素敵なピアノお借りしました。ありがとうございました。 「さよならネコさん」というお題を尊敬する方からいただき、書いてみました。 死に向かっていくのを仕事を辞めて寄り添う。そんな飼い主と、誰かに似てきたネコさん。 好きに想像してみてください。 女性の語尾に変換してくださっても大丈夫ですので。 よろしくお願いします。 ご使用の際にはぽちっと拍手か、ペタリとコメントよろしくお願いします。なるべくお声をたどらせていただきたいと思ってます。 どうぞ、よろしくお願いいたします。 いつも本当にありがとうございます。 #声劇台本 #声劇 #1人声劇 #朗読 #mitagraph