第4話
もしもシンデレラが掃除娘だったら?!
第4話
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第4話
王「…と、いうわけで、だ。シンデレラを我が妻とするために、お前たちの知恵を貸してほしい」
バ「へー。王子で落とせなかった子がいるんスねー。いつもだったらとっくに食べちゃってるのに」
ル「バトリー、下品な言い方はやめてください。
…それで、王子。まず王子になびかなかった原因は何だとお考えですか」
王「そうだな…間接照明が思っていたより汚れていたこと、であろうか…」
バ「じゃあー、部屋を薄暗くして、ちょっとの汚れなんて気にならないようにしたらどうよ?」
王「ほう、いいアイディアだ。しかし…それにもう一押し、欲しいな」
ル「それでは…嗅覚に訴える、というのはいかがでしょうか」
王「嗅覚、か」
ル「はい、女性は匂いに敏感な生き物です。なので部屋中をいい香りのするお香をたいておけば、掃除など忘れるかと」
王「なるほど、良いアイディアだな」
バ「あっ!お香なら、俺良いの知ってるっスよー。ムスクっていうお香。少し甘い匂いで、ワイルドかつセクシー。さいっこーのムードになる」
王「ほぅ…。では、早速そのムスクというお香を用意せよ。そして明日の晩、またシンデレラを我が寝室に呼んでおけ。良いな」
ル「承知致しました」
#もしシン
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