【 二人声劇】曼珠沙華の独
男:【 】 少女:【 】
【 二人声劇】曼珠沙華の独
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初台本です・・・色々と拙さが/(^o^)\
気が向いたら是非、やってみてください!!
https://nana-music.com/sounds/0388a6a9/
男性のタイミング等はこちらを参考にしてみてください!
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男:
« 少し早口»
白光(ハッコウ)を浴びた瞬間、静寂(シジマ)が訪れる
懐かしささえ感じ取られる蒼古(ソウコ)とした部屋
そんな部屋で一人。
朱殷(シュアン)に染まった薄布を纏い
どこか果敢無げ(ハカナゲ)な瞳を持つ少女が立っていた...
少女:「・・・やっぱり来ちゃったんだ?笑」
男:少女は物悲し気に笑う。
男:「やっと...逢えた......」
少女:男は今にも泣きだしそうな表情で言った。
少女:「きっとこれが貴方の望み、なんだよね」
男:何気ない立ち振る舞い一つ一つが胸に突き刺さる
少女:
« 少し早口»
「もっと触れてもっともっと命を感じたかった!!だけど人はいつだって理不尽の上で生きてる・・・。分かってたつもりで私、解ってなかった」
男:「ごめん...ごめんよ... 俺は君を....」
少女:
男はまるで何かに許しを請うように膝をついた。
少女:
「大丈夫。これでやっと廻れる(メグレル)
だから貴方は生きて。私の事は・・・」
(少し間を置いて)
男「忘れないよ」
知らない天井...
救われたい想いが生んだ夢想だったのだろうか・・・。
でも少しだけ『人間』に戻れた気がしたんだ..
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あらすじ
晩秋肌寒さ増してきた頃
男はある少女の命日に
人身事故に巻き込まれる。
生と死の狭間へと落ちた場所で
再会したのは件の少女その人だった。
少女は過去に男の不注意で
轢き殺してしまった娘。男は罪人であり
過去の苦悩を抱えながら生きてきた咎人
男が事故に遭う前日
少女の母親から意趣遺恨の強い
憤りのこもった殺害予告が届く
男は過ちを正す為、“敢えて”罰を受け入れる。
決意の先で少女と再び邂逅を果たすが
これは男が作り出した幻なのか、はたまた...
男:29歳 元アルコール中毒者
過去の過ちで精神に疾患を抱える
何処か破滅的な思想になっており
生気の無い表情をしている。
常に人を避けている節があるが
懺悔の為に献身的に慈善行為をしていた。
少女:15歳 活発でちょっと小柄な中学生
通学途中に不幸にも飲酒運転をしていた男の車で轢き殺されてしまう
男の前に現れる少女からは生前の面影は無く
薄幸を帯びた表情が見受けられる。
この少女は男が作り出した幻なのか
それとも魂が魅せた夢なのか
それは誰にも分からない。
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性別、言い回し等の改変はご自由に!
人は本当に全てやり直せるのでしょうか?
余談ですが彼岸花の根には毒があるそうです。
彼岸と孤独...。
お借りしたBGM
わか さん
『オリジナルBGM(即興)1』
台本
宮野ユウ
#声劇 #掛け合い #朗読 #シリアス #台本 #宮野ユウの台本
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