月空のステージ
主人公:
月空のステージ
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初の声劇台本です。
声劇というか、主人公の独白。
Re:I amの歌詞に沿わせた、私の勝手な解釈。
だ、誰か読んでくれない、かな…(._.)
〜 * 〜 * 〜 * 〜 * 〜 * 〜 * 〜 * 〜 * 〜 * 〜 * 〜 *
あぁ…遠くから終戦のラジオが聞こえるよ…。
とても嬉しそうだ。
私も戦争が終わって嬉しいな…。
でも…そこに君が居ないなんて考えたこと無かったんだ。
手元に残ったのは、君が着けていたドッグタグだけ…
あとは、私が君が帰って来た時に送ろうと書いていた詩だけ。
ねぇ、君は最後に何を思って、感じて、居なくなってしまったんだろう。
私にはそれを知る術もない。
ラジオから君が好きだった歌が聞こえてくるよ…
楽しそうに歌う君をもう見ることができないなんて、信じられない
耳の奥では、まだ君は歌っているんだ。
さっきから雨が降りやまない。
嬉しそうな人びとの声が霞んでいく…
あぁ……
そうか…
私は悲しいんだ…
喜ぶべきなのに、喜べないんだ…
抱き合えば感じる温度を、当たり前のように感じたいんだ。
君が嬉しそうな顔を見たかったんだ。
私が歌えば誉めてくれる、その言葉が欲しかったんだ。
月だけが見ているステージで、君へ歌を届けよう。
悲しみの歌を。
設定
主人公:戦争で恋人を失った歌手
君:主人公の恋人。
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1commnets
- リンお借りします!