☪︎ダル運命編☪︎第2話《書庫の管理人》
☪︎OBM☪︎ダル
☪︎ダル運命編☪︎第2話《書庫の管理人》
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☪︎Onec in a Blue Moon☪︎
〜Dal Book of Amrita Tears〜
ダル✩僕が人の想いや考えに敏感なのはきっと村長の家のすぐ近くにある書庫のおかげだ。昔から色んな物語や言い伝えを読むのが好きだった。
本を読みながら…いろんな人物を想像しひとつひとつ考えをよみとっていく…だからひとつの本をしっかりと読み終えるのにかなりの時間をかける。
書庫には管理人がいる。
いつの間にか彼女が管理をしている。
そして退屈しのぎに勝負事をいつも仕掛けてくる…彼女の名前はパンドラ。
開けてはならない箱と同じ名前だ。
それを本人に伝えるとケタケタと笑って…そんな大層なもんでもないよと言っていた。
パンドラの仕掛けてくる勝負事は簡単に決着のつくものや、とても時間がかかるものまで様々だ。
瞬きをしたら負けだとか…
とある本をどちらが先に全ページ移し終えるかだとか…
くだらないものばかりだった。
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