「電車のドアに背をあずけて」台本
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「電車のドアに背をあずけて」台本
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No.11
イヤホンでテンポのはやい曲を聴きながら
銀の手すりに もたれて
強い風にあたってガタガタと音をならしている
ドアの振動を感じる
少し寒い
遠くを眺めるほどゆっくり進んでいるように見える景色を当たり前だと思って無感動に眺める
いつから世界が灰色になってしまったのか
小さな頃は近くと遠くを交互に見ては
静かにしてと言われるまで はしゃぎ
ビルの隙間から見え隠れする夕焼けで感動した
今では電車の中が退屈で
早く自分の家に帰りたくて仕方がない
昔はもっとたくさんの色が私にあったはず、、、
今ではたった4色
そんなものだろうと思ったとしても
私は不完全のものとしか思えない
単調でつまらないものになってしまうから
周りの人を4色で魅(ミ)せる
力がないかぎり
凡人にはなかなか難しいことだ
ほんとうにむずかしいことだ
誰かを色づかせる力があれば
私自身の世界も色づいたのだろうか
それとも逆なんだろうか
#朗読 #声劇 #一人台本 #のぶこワールド
#切ない
ほんとハルキさんには
お世話になっております、、、
素敵な音楽をありがとうございます
今、友達に借りたマンガ
何十冊って量を一生懸命
家族に見つからないように読んでいます
とても面白いです
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