【一人声劇台本】置いていったのは。
演者:あなたのお名前
【一人声劇台本】置いていったのは。
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いつまでも、消えてくれない――
本作品は「ひと粒のチョコレートを添えて」と対になる作品です。また、前作では発表してませんでしたがお話としては同性愛をテーマとしております。苦手な方は閲覧をご遠慮くださいますようよろしくお願い致します。もちろん捉え方は人それぞれだと思いますので、どのような見方をしていただいても構いません。
失恋から立ち直れない人のお話です。女性でも男性でもそうでない方でも演じていただけるかと思います。簡単な設定等下に記載しておりますので、気になる方はご一読ください。
人が人を好きになる気持ちに、いったい誰が制約をつけられるというのでしょう。
一人称、台詞のアレンジ、アドリブ等ご自由にしてくださって構いません。原型を留めないアレンジはご遠慮ください。かっこの中は目安時間です。ラスト部分は含みをもたせながらたっぷりと演じていただければなと思います。
ご使用の際には拍手やコメントをぽちりとしていただけると喜びます。
前作「ひと粒のチョコレートを添えて」
https://nana-music.com/sounds/037b54f5/
タイミング参考
https://nana-music.com/sounds/03870025/
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(1:30~)
「ごめんね」
君にピントが合わない
いつもより頬を赤らめる
冷たい秋の夜
歩く速度は変わらないのに
僕(私)だけが進んでいないような
変り行く街の景色とか
四季折々の移ろいとか
そんなくだらないものから
弾き出されたような
あなたの声だけが
いつまでもいつまでも
響き続けている
(0:52~)
どうか、どうか、許してほしい
貫けなかった
手放してしまった
"普通"に囚われて
"異常"に潰された
どうか、どうか、言わせてほしい
伝えられなかった
吐き出せなかった
"安定"に惑わされ
"平穏"に壊された
(0:25〜)
もう、二度と
君に、届きはしないけれど
君から貰った
ひと粒のチョコレートの味だけが
今の僕(私)に
前を向く意味を
与えてくれています
**********
お話:
主人公はある日、恋をする。今までだって人並みに恋愛はしてきたつもりだった。出会い、別れ。それなりに経験してきた。ただ、今までの恋愛と違ったのは、恋をした相手が、同性だったこと。お互いがお互いを大切にし、周りには隠してつきあい続けていた。
5年の月日が経ち、将来を考える二人はついに周りに打ち明ける。周囲からの目は瞬く間に変わってしまった。主人公は見たことも無い周りの目に耐えられなくなった。その感情にどう名前をつけていいのかもわからなくなり、主人公は相手に別れを告げる。相手はただ一言「ごめんね」という言葉と、ひと粒のチョコレートだけを残して、去っていった。何年も何年も、相手を忘れられはしなかった。ただ、ごめんねという言葉と、チョコレートの味だけが、主人公に胸の中に刻まれていた。
それでも、前を向いて生きていく――
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使用音源:
DOVA-SYNDROMEより
「移りゆく秋色の景色」
written by 古根川広明 様
編集:しいる
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Comment
8commnets
- 🌵Comic🐎🏜️🌵お借りしました😊
- しいる是非使ってやってください
- しいる
- しいる
- しいる
- さきいかお借りしました
- ニャニャ@プロフィールが変わったよチェックチェックゥお借りしました(*・ω・)*_ _))ペコリン
- さやか(きゃん)お借りしました!