声劇台本
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声劇台本
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何かわからないもの。
『ねぇ』
「なに。」
『あなた、いつも1人だよね…友達作らないの?』
「ひとりが好きなんだよ。それに、お前には関係ないだろ?」
私には、わかる。この子は何かを背負ってる。
『何か、隠してるでしょ?わたしに話してご覧よ!』
わかったくちききやがって。分かるわけねぇだろうが。お前なんかに。わかるわけない。
「なんでてめぇに話さなきゃいけねぇんだよ。」
『そうやって隠し続けるのは弱い人のすることよ。』
「んだと、てめぇ!」
『何かあるんでしょ?なければこんな風に掴みかからない』
「なんなんだよお前!うぜぇよ!ただの一般人のくせに!家族に愛されてきたくせに!お前なんかに…お前なんかに!分かるわけねぇだろ!失せろ!」
あぁ、言ってしまった…。
『そっか、話せるようになったらいつでも待ってるね!』
なんなんだよ…ほんと…ほっといてくれよ…
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