【声劇台本】鬼人噺家

鬼「董琉」+台本 ひすい+ BGMべるくん

ひすいさんの台本読ませていただきました！ヾ(*ﾟωﾟ)ﾉ やっぱり声劇は難しい！( ；∀；) ひすいさん、いつも素敵文章ありがとうございます！！ ―――――――――――― 隠と陽とはよく言ったもんで 世の理には必ずしも暗い影ができるもんだ。 俺はその影としての存在で、 影はどこから出来たのかっていやァ、 それは人間の心だ。 お気付きの方もいると思うが、 俺は人じゃない、 鬼だ。 なァに、とって食おうなんて思っちゃいないさ。 それなら俺はこんなとこに上がっちゃいねェ。 今すぐ客席に降りて食い散らかしてる。 あんだって？人間に見えるだと？ まァ、そうだなぁ、わかりやすく牙もツノも生えてねぇ、憎む気持ちもありゃァ慈しむ気持ちもある。 俺は鬼としての矛盾を受け入れられないから噺家になったんでぇ。 人情なんて持ち合わせちゃいねぇが、 お客の表情が変わるのは、 好きなんでね。 さァて、今日お聞かせするのは、「反魂香」 逢えぬ想い人を恋しく思う気持ちは鬼にだってあるんでぃ。 鬼の目にも涙だって？うるせぇや。 人間ほど泣かないだけで俺らだって人の心の一部だからなァ。 まァまァ、俺が紡ぐ未練を楽しんでってくれよォ。 #声劇 #台本 #和風