【朗読】366日花言葉140字小説【2月上旬】
僕らのフィナリス
【朗読】366日花言葉140字小説【2月上旬】
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文/朗読 : 百音川 魔瑠琥
作曲/演奏 : 紅兎-kou-
「366日 花言葉 140字小説」より
https://twitter.com/monekawa_maruko/status/953559666486751232
2月2日【ぼけ/平凡】
私が望んだのは平凡な幸せだった。二人で料理をし食卓には笑い声が溢れる。私が食器を洗いあなたは子供の世話をする。夜はベッドで神様に感謝と祈りを捧げ愛し合う。そんな平凡な日々が積み重なって私達は幸せになるはずだった。平凡ってそんなに難しいことだったの。
2月14日【かみつれ/逆境に負けぬ強さ】
孤独が私を強くする。心の渇きが私の生きる糧となる。身体に刻んだ傷の数だけ、心に負った悲しみの深さだけ、私は生まれ変わるのだ。どうせ死んだように生きるぐらいなら死ぬのも悪くないが、いつか君と出逢う希望があるのならば私は何度でも蘇る。
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