第1話
もしもシンデレラが掃除娘だったら?!
第1話
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第1話
王子(以下:王)「おい、バトリー。ちょっとこっちに来い」
バトリー(以下:バ)「何スか?王子」
王「何スか?ではなくて、だな!
私はあのガラスの靴を落としていった姫を連れて来いと言ったはずだ。
なのに何故!掃除婦を連れて帰ってきた!」
バ「あー…それは、なんつーか、その場のノリ?みたいなー」
王「ノリで連れて帰ってくるな!そしてその話し方、何とかしたらどうだ。一応お前も私の従者だろう」
バ「まぁまぁ、かたいこと言いなさんなって。小さいときから一緒に遊んでた仲っしょー。今さら今さら」
ルドナ(以下:ル)「あと王子、お言葉ですが、あの者が来てからというもの城の中が見違えるほどきれいになったのは事実です。連れて来て損はなかったかと」
王「うおっ、ルドナいつの間に。
…っと、まぁ、確かに掃除の腕は認めよう。
だが!私が探しているのは掃除婦ではない!あのガラスの靴の姫だ!」
ル「その、ぴったりだった姫が、彼女、シンデレラです」
王「何だと?街の娘には皆履かせたのか」
バ「もちろん。で、彼女以外ぴったりな人はいなかったっつーわけですよ」
王「なるほどな。
では、私の妻に本当にふさわしいかどうか確かめるとしよう。
彼女に今晩私の寝室に来るよう命じておけ。
もちろん、身を清めてな」
#もしシン
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