明日の夜空【映画告知風声劇台本】

🔸(お名前)×🔹(お名前)

それは、10年に一度、会える夜。 ＊設定-少女 会いたいひとがいた。どうしても会いたいひとがいた。でも、記憶は朧気で、顔も、名前すらもわからなかった。でも、＿＿たしかに恋をしていた。 🔸少女(ソラ) 🔹少年(カナタ) ＊＊＊ 🔸｢あのね、会いたいひとがいるの｣ 🔹そう笑った彼女はすごく綺麗で、 🔸｢でもね、もう会えないの｣ 🔹そう言って泣く彼女の涙もすごく綺麗で、 🔸｢会いたい、のに……っ｣ 🔹僕は、きっと＿＿＿＿。 0:23(1:07) 🔹｢叶えてあげる。それがきみの願いなら｣ 🔹それは、記憶と引き換えにした“奇跡”の力。 0:36(0:54) 🔸｢時間旅行……？｣ 🔹｢そう。きみは過去に飛び立つんだ｣ 🔸｢もう会えないの？｣ 🔹｢僕は行けない。だから、｣ 🔹｢何年かかっても会いにいくよ｣ 🔸｢好き。好きだよ、カナタ｣ 🔹｢一番星の彼方まで。…振り返っちゃだめだよ。まっすぐ飛んでいくんだ｣ 🔸｢＿＿＿＿カナタ……ッ｣ 🔹｢振り返っちゃだめって、言ったのに。ばか｣ 🔸｢やっとわかった。＿＿＿あなただったんだね、カナタ｣ 🔹｢未来で待ってる！！｣ 🔸｢夢でもいい、嘘だっていい！あなたに、あなたに会いたい………！！｣ ＊＊＊ ＊設定-少年 彼には不思議な力があった。誰かを、遠い昔に、既に終わった過去に戻す力が。何回その力を使ったかは、覚えていなかった。なぜなら、時間遡行は、過去に飛ばした人間の記憶と引き換えに成されるものだったから。それでも“誰か”に、会いたかった。 繰り返される、“今日”の夜。 “明日”の夜は、もう来ない。 ＊詳しい解説 10年前、少女と少年は出会った。お互いに惹かれて、焦がれて、恋をして。“会いたい”気持ちを抱えたまま、ふたりは大きくなった。そして10年後、出会った夜の日。何故か他人のような気がしなくて、少女はずっと抱えて生きてきた想いを少年に打ち明ける。“会いたいひとがいた”と泣く彼女に、彼は己の能力である、時間遡行の力を使おうと思い立つ。それで彼女が“会える”なら。それで彼女が泣かないのなら。たとえ、自分が彼女のことを忘れてしまっても。 10年前に戻り、“会いたかったひと”の正体に気づいた少女は、また再び“会いたい”気持ちを抱えて生きていく。10年後の夜の日、また彼に出会うために。しかし、10年という年月は彼女の記憶を薄れさせた。そして彼女と彼は繰り返す。ずっと、“会いたい”気持ちを抱えたまま＿＿＿＿。 10年の年月をかけたすれ違い。それでもやっぱり出会ってしまうのは、きっと運命だから。 きれいな話が書きたかった……。ぜひ歌詞も調べてみてください。 ※解説追加しました(2/14)わかりにくくてごめんなさい……！ セリフ改変、性別、口調、などなどすべて自由です。拍手、コメント、フォローなどしていただけましたらとても喜びます。亀更新ですが、どうぞよろしくお願いします。 #灰宮しゃるの台本 #声劇台本 #掛け合い #アニメ風 #映画風 #二人声劇