器
haruka
器
- 293
- 34
- 3
君が焼いた器の中
僕が焼いた秋刀魚を
歪な形 焦げた匂い
散らかっている
君が炊いた米を蒸らして
僕が刻んだ生姜を
夜が更けてばらばらの
日を綴じる
散らかったまま
変わってく 変わってく
頼りない 心抱いて
ひとつずつ 紡ぎ出す
暮らしなら 器のように
流れてく 流れてく
思い出す 痛み抱いて
少しずつ 焼き上げる
空っぽの 器のように
Comment
3commnets
- harukaひぇー。りいさんありがとうございます!嬉しい。。
- haruka
- 🍜ばらばらののところが好き! harukaさんのオリジナルやっぱり良いです