心の仮面
朗読者【 】
心の仮面
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周りに合わせることを覚えて、ずっと自分の感情を心の中に押し込んで出せなくなってしまった子のお話
初台本
よろしければ拍手か一言置いていて貰えると嬉しいです
見に行けるので
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心の中に押し込んだ感情が
行き場を無くして 暴れ回って
もう感じないはずなのに
何故か心を重たくしていく
どんなに足掻(あが)いても
どんなにもがいても
まるで、水の中にいるように身体が重たくて
苦しくて 哀しくて 辛くて
どうしようもなく
叫びたくなった泣きたくなった
でも、叫びたい言葉は出てこない
流したい涙は流れてこない
全てを押し込んで鍵をかけてしまったから
どうすればこの鍵を開けられるのか
私にはもうわからない
誰かに助けを求めようにも
それすらもやり方を忘れてしまった
私に助けを求める術(すべ)はない
泣いて叫んで心の内をさらけ出す術(すべ)は持ち合わせていない
だから私は笑う
いつまでも心の内を覆い隠すように
叫んだり泣いたりするのと同じように
私は笑う
誰かが私の笑顔という仮面を引き剥がしてくれると信じながら
誰かが偽りの私ではなく本当の私を受けとめてくれると信じながら
今日も…
#声劇 #一人声劇 #1人声劇 #悲しい
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