【台本】僕の名前は【一人声劇用】

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#なべこぴあの #声劇 #一人声劇 #一人声劇用 #1人声劇 #1人声劇用 #声劇台本 #台本 #悲しい 台本５つ目になります。無邪気なあなたは核兵器。悪いのはいつだって人間だった。 今回は読んでいただけたらわかると思いますが、ヒロシマに落とされた原子爆弾、リトルボーイのお話です。兵器に罪はない事をリトルボーイの無邪気さから汲み取っていただけたらな…と思います。一人称や語尾、言いやすいように言い換えるなどのアレンジもどんどんしていただいて構いません。BGMは鍋島萌子さんの素敵なサウンドをお借りしました！それでは、よろしくお願いしますm(_ _)m —————————-ここから台本————————— 僕はずっと大きい施設で育ってきた。 お外に出たことはないし、友達もいない。 でも寂しくなんてなかった。 優しい白衣のパパたちが僕のお話し相手だったからね？ 海や山、いっぱいの人にいっぱいの建物！ パパたちが話してくれるお外の話は、いつも僕を興奮させた。 そんなパパたちだけど、今日はなんだが怖い雰囲気がある。知らないおじさんもやって来て、「やめろォ！」って叫ぶパパたちをどこかに連れていった。 パパたちは悪いことをしていたの？ 分からない。分からないけどなんだか悲しい。 …。 だけど、そんな僕に知らないおじさんが近づいてきて言ったんだ！ お外を見せてくれるって！！ パパたちが教えてくれたものは全部覚えてる。やっとみれる、お外に出れる！！！ そうして僕は飛行機に乗せられた。 向かった場所はニホンっていうとこ。 操縦士のおじさんがボタンを押せば、僕はお外に飛び出すらしい。空から見る風景はきっと綺麗に違いない。 …そうして僕は生まれて初めて外を見たんだ。 パパ…お外って本当に綺麗だね…。 それが僕、リトルボーイの最初で最後のお外のお話し。