自作朗読「やがて夜は明けていく」
イチロク
自作朗読「やがて夜は明けていく」
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夜の始まりは、スッと訪れた。
呼吸をする間に、いつの間にか始まった。
瞬きを一つする度に、
夜が色濃くなっていくような、そんな感覚になる。
それはやがて、現実と夢の境目を無くして、
身体をふわりと宙に浮かべていく。
・・・暫しの空想。
ここではない何処かに居るあなたは、
きっと私と似たようで、
違う夜を生きているんだろう。
どんな夢を見て、どんな朝を迎えるんだろうか。
私がそう思うように、
あなたも、そうであってほしい。
なんて、これはただの、我儘。
やがて夜は明けていく。
同じようで違う、
違うようで同じ朝を連れて。
やがて夜は明けていく。
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歌モノが全く納得のいくものが出来ず、
シークレットが溜まっていく毎日です。
ううむ、どうしたもんか。スランプかな。笑
何か気分転換に朗読をしようと思ってたら、
去年作った詩があったので、
ちょっと読んでみました。
レーニャさんの、儚げなピアノに乗せて。
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