片想い
奥華子
片想い
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好きな人を好きでいること
ただそれだけでも幸せなんだ
…………………
初めてだったんだ
いつのまにか人を好きになってたって事が
目の前のあなたにドキドキして食が進まなかったのが
見つめ合えるのが幸せだと思ったのが
叶わなくても好きでいたいと思えたのが
全然意識してなかったのに、ある日見たふとした表情がなんだか素敵で、
それからとゆうもの、
あなたの瞳が、声が、背中が、存在が
あなたの魅力がどんどん記憶に刻まれていった
いつものような恋愛モードから入る好意ではなく、
友達、仲間だった人に、知らず知らず惹かれていた。
あなたに会えるのが楽しみで、あなたの姿を探すようになり。
あなたのいない日が寂しく感じた。
明日から今までのように会えなくなると思った時。離れたくない、もっと一緒にいたいと思った。
触れているのが嬉しかった。
話しているのが嬉しかった。
翌日。。
そんな気持ちもスッカリ消え去って
いつもの日常が来る
そう思ってたのに
そんな余裕はすぐに覆された
とても会いたくて、あなたを求めてた
好きなんだと気づいた。
あなたにもっと触れたい
なんでだろう、大好きなんです。
あなたの幸せを願っているんです。
涙が出るほど、
愛おしいんです。
ずるいよ
でも、
人を好きになるって事を思い出させてくれて
ありがとう
叶わないと恋だと分かっているよ
奪うつもりもない。
こんな恋をするなんて
思ってもみなかったな
今はただ、
思い出の写真を眺めることで精一杯の毎日です。
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