【声劇台本】僕の終末論
【BGM】えみし様・【台本】明治・【画家】レイン
【声劇台本】僕の終末論
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#BGM #千と千尋の神隠し #台本 #声劇 #ひとり声劇
寝る前に、というか久々に声劇を…布団の擦れる音などが入ってるのは申し訳ない…ご容赦を…。
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【セリフ】
[ 画家 ]
意思のない筆先(ふでさき)と、誰もいない青の街。
流れる時と雨に少女の肌は冷えていく。
小さな肩を抱いてはあげられない。
その代わりに僕の頬(ほお)から色が消え、
彼女の唇が紅(あか)く染まった。
これは僕の愛。
君たちを犠牲(ぎせい)にした、寂しさと空想の物語。
(00.30 音入り)
僕は空想(くうそう)を色にする。
それが生きるための理由、僕だけのカタチ。
だから、彼らを孤独(こどく)な世界に生かす代わりに、自分の色を彼らにあげた。
誰かはそれを自己犠牲だと嗤(わら)った。
(00.50 転調)
白かった髪。
青かった目。
赤かった頬。
それは朝日となって、
夜空の月になって、
少女の祝福(しゅくふく)になる。
寂しい世界が好きです。
君たちの世界が好きです。
君が僕を拒(こば)んでも、
僕は描くことをやめたりは出来ない。
もうあげられる色はないけど。
それでもずっと、愛しているんだ。
これは僕の終末論(しゅうまつろん)であり、
寂しい空想の物語。
終わりは無い。
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