【二人声劇】僕、僕じゃない
俊【】×咲【】
【二人声劇】僕、僕じゃない
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#台本 #コラボ #掛け合い台本 #掛け合い #二人声劇 #声劇 #コラボ用 #恋愛 #舟の台本
─台本──────
俊「僕はこの世に産まれ、生きるために泣いた。あれから15年、僕は生きる理由を探していた。」
咲「俊(すぐる)くん、今日はもう帰るの?」
俊「うん、帰る予定だよ。」
咲「なら、私と遊びに行こうよ!」
俊「もちろん、いいよ。」
咲「遊び終えて、家に帰ってからも考える。ずっと好きだから。」
俊「今日は楽しかった。明日なんて、来なきゃいいのに…。」
咲「俊くん、昨日はありがとう! それで、私ね、俊くんのことが…!!」
俊「それ以上言わないで、僕は君とは一緒にいれないよ。」
咲「どうして? 嫌だよ、私は俊くんが好きなの!!」
俊「僕は…僕はね、君のことを1日しか好きになれない。」
咲「どういうこと?」
俊「僕、明日になると昨日思えた感情をなくしてしまうんだ。だから今日好きになっても、明日になれば忘れてしまう。」
咲「それでもいい、記憶が消えないなら、私を思い出して、また私を好きになればいい。だから、だから…私と付き合ってくれませんか?」
俊「分かった、これからは毎朝、起きる度に君を思い出す、何度だって思い出して、君を好きになるよ。」
咲「じゃあ…」
俊「僕と付き合ってくれませんか? 咲(さき)。」
咲「…………はい!!」
─登場人物────
篷 俊(とま すぐる)…自分のことは深く話そうとしないが、誰とでも仲良く話すため、友達も少ない訳では無い。
ルックスもよいため、上のグループの友達が多い印象。女付き合いも悪くなく、それどころか噂すらたたないため、男子からのやっかみも受けず、男女ともに好かれる人気者。1‐B,15歳
山奈 咲(やまな さき)…明るい子で、何事も隠さない素直。誰とも平等に接するため、いじめも止めにかかるタイプ、本来なら上位グループに嫌われるはずだが、一時期パシリのようにされかけだが、本人のコミュ力で、いつの間にか対等に話すように。ルックスも悪くなく、男子からの人気も高い。しかし、好きな人が俊だと分かりやすく、みんな知っているため、手は出さず、むしろ応援されている。15歳 1-B
─あらすじ────
1日たつと昨日の感情が失われる俊は、それに悩みながらも、みんなと話を合わせ、社交性が優れ、上手くやっていた。
そんな時、文化祭の委員会で咲と一緒になり、なんとなく、彼の中で好きという感情が芽生えた。
しかし、1日たつと忘れてしまうその感情、毎日好きだったことを忘れてしまう自分に嘆いていた頃、遊びに誘われる。
咲はそれから告白するも振られ、みんなに慰められている時、俊のもとに、俊の親友が尋ねた。
そこで俊は考え直し、次の日告白しようとするも、咲が告白されているところをみて、気持ちを押し殺す。
それから、1年たったとき、文化祭の委員会をまた一緒にすることになり、またも好きになり、忘れてを繰り返すうち、俊は不登校になってしまう。
そこで咲が見舞いにいき、2人で近くの橋で話し合う。
咲に告白され、またも断るも、咲が俊の1日経つと忘れてしまう感情を受け入れるという言葉に、俊が決心し、2人が付き合うお話。
Comment
1commnets
- 行無 舟人@コンクール用小説作成中ご指摘ありがとうございます!! 小説だと18歳なので間違えてしまいました(汗