【一人声劇】届かなかった想い【台本】
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【一人声劇】届かなかった想い【台本】
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一人声劇の台本です。
どちらかと言えば朗読の方が近いかもしれません。
一人の女性の初恋の思い出を描いたものです。
アドリブ上等!!
使う際は拍手&コメントよろしくお願いします。
お題リクエスト募集です。
こちらにお願いいたします。
→https://odaibako.net/u/tw_tw_kiss
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今日こそ
伝えようとしていた言葉があった。
チクタクと秒針の音が心を急かす。
何分、何時間待っただろう。
何杯目かのオレンジジュースが無くなっても貴方は…来なかった。
それから、何年、何十年経っただろう。
パラパラとめくられるカレンダーが
過ぎていく年月を示す。
――歳を、とった
あの日と同じカフェの同じ席で
あの日はまだ、苦くて飲めなかったブラックコーヒーを飲む。
あの日に伝えようとしていた
言葉があった。
「好き、です。」
ボソリとコーヒーに呟いたあの日の言葉。
あの日に、咲かないまま枯れた
伝えられないまま過ぎた
何十年も前に終わった言葉。
今なら笑って伝えられるだろう
―――アナタのことが、好きでした。
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