命に嫌われている。声劇用台本1人用
台本 唯音
命に嫌われている。声劇用台本1人用
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時間見本的な?
#声劇用台本 #1人用 #台詞 #台本
本当は、つらかった。
本当は、苦しかった。
でもそれを誰かに伝えることは、できなかった。
僕(私)は、追い込まれていた。
この苦痛を言葉に出せなくて、誰かに助けを求めることもできなくて。
ただひたすらに追い込まれていった。
嫌なことならいっぱいあった。嬉しいこともないわけじゃなかった。
でも、苦しくて、追い込まれて、もう限界だった。
この苦しみから解放されたくて、僕(私)はこうすることを選んだ。
こうするしか解放される方法がなかった。
誰か1人でも気にかけてくれるんじゃないかとか、悲しんでくれるんじゃないかとか、そんな淡い期待を持って僕(私)は高い高いビルから飛び降りるんだ。
いつか救われるとか。その苦しみがわかるとか。つらかったよねとか。
そんな言葉が欲しいわけじゃない。
ただ僕(私)は、解放されたかった。
解放されて、楽になりたかった。
それだけが僕(私)の救いなんだと信じて、飛んでみようと決めたんだ。
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