【声劇】雨乞い祭【台本】
★日向(みさき)×♢ミズチ(名前)
【声劇】雨乞い祭【台本】
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#君ガ空コソカナシケレ #台本 #声劇 #六条睡の台本
★「始めて訪れたのは、小5の夏、それから毎年決まって訪れる様になった」
♢「貴方、私が見えるの?私はミズチ、貴方は日向(ひなた)ね、本坪鈴(ほんつぼすず)を鳴らしてくれてありがとう」
(0:19秒〜から)
♢「水無月には天(てん)に水が無くなり、この地に雨を降らすの、清い水は清い地を与えてくれる」
★「ミズチはずっとここに?外に出たいと思わないの?」
♢「私はこの神域から出られない、出たら神では無くなってしまう」
(0:37秒頃〜)
★「前よりも水が減って濁って来てる…ミズチ?」
♢「日向、もうここには来ない方がいい、人が来なくなり廃れ始め、私はもう昔の様に人を愛せない、清い水を与えられない」
(0:53秒頃、音が止まる)
★「水の音が…止まった……」
(0:57秒〜)
♢「信仰を忘れ、私を忘れた愚かな人間に清い水など与えるものか、清い地など枯れてしまうがよい」
★「このままじゃ、土地も水も穢れてしまう」
♢「悲しい…寂しい…嗚呼、あの人はまだ来ないのか」
★「ミズチ、どうか人を嫌いにならないで、人を愛した心優しい神様」
♢「本坪鈴の音(ね)が聞こえる……そうか…来てくれたのか…」
★「ミズチ…寂しかったんだね…もう1人じゃないよ」
♢「ありがとう…」
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四ノ宮りゐ様からHoneyWorksの君ガ空コソカナシケレ🎹をお借りしました。
○澄んだ水池に浮かぶ様に建てられた水無神社、かつては人が賑わい祭りも行われていたが、時が経つにつれ信仰や神社も忘れ去られていく。
そんな中、ミズチは日向に出会い 辛うじて人を愛する心を保っていた。しかし信仰の薄れた神社は廃れミズチ自身も気付かないうちに穢れていく。そして水神であるミズチが水を止めたことにより、やがて水池は水が減り濁り、村の土地も枯渇して行った。
再びミズチへの信仰を取り戻すために日向は村に呼びかけ、雨乞い祭を行う
○ミズチ
水無神社の神様。心優しく人が大好きで信仰が廃れても水を与えていたが、心の寂しさが穢れを呼び寄せ、いつの間にか人間を嫌ってしまう。しかし日向が興した雨乞い祭により、人の優しさを思い出し穢れを払いかつてのミズチを取り戻す
○日向
小5から毎年夏休みに水無神社に訪れていた。ミズチが見える唯一の人間。
ミズチがいる水無神社をよく思いながらも、廃れていく信仰はどうにも出来ずにいた。
しかし穢れていくミズチを見て、雨乞い祭を行う。
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*0:57分からのセリフは時間が無ければ前のセリフに少し重ねるように読むといいかもしれません。
細かい時間指定がありますが目あすなので、大体それぐらいで読んでもらえれば丁度良いかなと……
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