【声劇】クリスマス
cv.◯◯ BGM /はる
【声劇】クリスマス
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はるさんの作成された
少し切なく、悲しいBGMをお借りしました。
お久しぶりです。
クリスマスっぽいお話が書きたくて
いくつか書いたのですがイマイチ気に入らずに
更新できてませんでした。
で、結局出来たのがなんか中二感漂う
暗い話なのでクリスマス感に水を差したらすみません!
ポップなお話の引き出しが欲しいです。
一応女性一名の一人芝居をイメージしていますが、
多少弄って男性用にしていただいても全然問題ありません。
「」の有り無しでセリフとナレーション分けてはいますが全然気にしなくて大丈夫です。
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「神様、お願いです。
どうか…どうか雪を降らせてください。」
赤と緑に染まる街。
音と光が五月蝿くて、
目を閉じても耳を塞いでも
望んでもいない奇跡を勝手に押し付ける。
わたしだけが知らない世界に迷い込んだみたいに。
「クリスマスなんて大嫌い。
一人でいる事が悪い事みたいだから。」
いつも通りに歩く道。
いつもよりずっと明るいのに
いつもよりずっと寂しい。
0:49〜
誰かが笑えば笑うほど
楽しげな声が響くほど、
わたしの中の陰鬱な何かはどんどん大きくなる。
「きっと、わたしはすごく嫌なやつなんだ。」
仰々しく飾り付けられた
大きなモミの木にぽつりと呟く。
「この街はこんなに冷たいのに
どうして雪が降らないの?
みんな真っ白に埋め尽くしてしまえば
何も見なくて済むのに。」
思い切り蹴飛ばしてやったけど、
クリスマスの象徴はびくともしなかった。
わたしの遥か頭上で
サンタのオーナメントが能天気に微笑んでいる。
「奇跡なんて起きないんだ。」
Comment
3commnets
- もち子😈🔫🍋演じさせて頂きます!
- 襖猫
- you-kiお借りしました!有難うございます!