声劇台本 『鬼獄』
語り手 :なーや 台本 : 人
声劇台本 『鬼獄』
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#台本 #台本提供 #ひとり声劇 #声劇 #台本声劇 #難しい #難易度高め
↑高すぎ(笑)
明日は、きっと顔の筋肉痛になるでしょう…(笑)
もう、滑舌が…
素敵で激ムズな台本、お借りしました(`・ω・´*)
(BGM なし)
某(それがし)をお許し下さい父上。
某は姉上の事が大好きでした。
(BGM始まる)
父上も母上もなくした某を姉上は、女手一つで育て、愛してくれた。独りで雑木林へ熊狩りに行くときも、氾濫した川へ泳ぎにいく時も、姉上の防具になる時も、某をそっと抱きしめ微笑んでくれた。
その山には鬼が住む。とある雨の日、姉上と某は、そんな伝説など知るよしもなくその山へ入った。
姉上は某を抱きしめ、そして常備している棍棒で某の頭から胴を殴り、某を先頭に歩かせながら山の深く、深くへと進みました。しかし雨は一向に止まぬばかりか強さを増すばかり。そこで山の中腹近くの無人の宿で夜を明すことに。
夜も更けた頃、丁度丑三つ時だったかな。
(曲調変わる)
扉を強くの叩く音。
風にしては強すぎる。それでも姉上は起きません。
もうひとつ、今度は樹の幹の飛び散る音。
恐怖で動けなくなった某をおいて、やがてその音は大きな大きな怪物の足音に代わりどんどんこちらに近づいてくる。
それでも姉上は起きません。
一寸先で足音と怪物の呼吸が聞こえた時、某は我に帰りその宿の裏口から逃げ出しました。
暫くして、その宿から大きな大きな黒い影が出ていくのが見えました。それが去ったあと雨が止んで朝日が上るまで、某はその場で震えておりました。
宿に戻ると、姉上の姿は消えていました。
残ったのは微量の温もりのある掛け布団と、壁に飛び散った血痕だけ。
(曲調変わる)
それはきっと鬼だったのです。けれど某はその鬼に感謝します。
それは何故か?
某をお許し下さい父上。
某は姉上のことが
死ぬほど大嫌いだったからです。
Comment
2commnets
- ナーヤ
- 人嘘だあああああああああ!?! すげえええ(;´-`)ええええ なんで言えるんですか!? いや、すげえwwwwwww 惚れました。あの、もしよければ これをタイミングのお手本として、お借りしても宜しいでしょうか?