CM風声劇「金魚の箱庭」
蘇芳:【ユウくん】花房:【】
CM風声劇「金魚の箱庭」
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#掛け合い #声劇 #CM風声劇 #台本 #和風 #九重なゆの台本
難しい...
取り直しするかも...
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蘇芳:ーー降る雨匂ひ酔いしれて
ひらりひらりと水面(みなも)を弾き
泳ぐ姿は舞姫の如く
その身喰らわば永久(とわ)のかぐろい
(雨音)
蘇芳:「君はウロコの民だろう。なぜこんな所に」
花房:「帰る場所が…ありません」
蘇芳:怯え切った金の目をした少女は、
私の心を虜にした。
(曲入り)
蘇芳:「花房ー!あまり遠くへ行くなー!」
花房:「あははっ 蘇芳は心配性ね、
っ…うわわっ!」
蘇芳:「はー…だから言っただろう……」
(鈴の音)
花房:「私ね、ずっと逃げていたの。
蘇芳が拾ってくれなかったら
きっと今頃干上がっていたわ」
蘇芳:「…」
花房:「……?」
(硝子の音)
蘇芳:「一連の失踪事件はお前の仕業だったのか!?
返せ!父を母を!私の愛する人を!!」
花房:「…ねえ 今朝の食事、美味シかっタ?」
蘇芳:「な」
(曲入り)
花房:「蘇芳が悪いのよ、蘇芳が私を裏切った!」
蘇芳:「気づいていたのか…!?
…っ、あ、ああ、後生だ
不死にだけはなりたくない!」
花房:「降る雨匂ひ酔いしれて
ひらりひらりと水面を弾き
復讐するは鬼面の如く
その身喰らわば永久のかぐろい」
花房:「愚かね、金魚は道連れを呼ぶのよ」
蘇芳:「花房…!」
花房:我が身、永久に沈むことなし
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あらすじ
天と地がまだ一つに混沌としていた頃
ヒト族とウロコの民は捕食の因果関係にあった
ウロコの民の血肉を喰らえば、
不治の病を治し不老不死にもなれるという。
倫理においてそれは禁忌とされていたが、
ヒト族に果たして守れるのだろうか
蘇芳:23歳 男
ヒト族の青年 ある日逃げ疲れたウロコの民の少女を拾い、「花房」と名付ける。恋人に不老の血を強請られている
利用されているのも分かってはいるが
迷いつつも断ることが出来ない
花房:見目年齢16歳 女
ヒト族から逃げ疲れ休んでいた所を蘇芳に助けられたウロコの民の少女。拾われた時から蘇芳の思惑には気づいていたが
彼と過ごす日々で蘇芳を信じることにした。
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