ゆめ【一人声劇】

あなたのお名前

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ 眠りたい 毎晩布団の中でみる 浅い夢 覚えてないのに 悲しい夢 毎晩 起きても目の前は天井だけなのに ぼやけて 何が溢れて 枕に落ちた 眠れなかった 起きなかった 朝が来ない 夜は来ないで 昼の記憶がなくなって 朝は黒い、だるいだけ どんな夢か 覚えてないのに 何かが 床に落ちている 優しい夢が消えました 怖い夢かも分からない 残っているのは 悲しい気持ち ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ 私達が日々過ごしている中で起きる出来事は、朝と昼と夜がある。 朝は必死で、最初は好かれたくて、嫌われたくなくて、愛されようと努力する。 昼は楽しくて、段々努力が並大抵に思われ始める。 夜が一番怖い。終わってしまうから。何もかも全部。 一度夜が来ると、朝が怖くなる。今度こそ失敗出来ない。今度こそ愛されなきゃって。 嫌われることが、八つ裂きにされるより怖くて、余計に夜はやって来て、その度に、朝が、こわくなっていった。 段々疲れてくる。独りでもいいんじゃないかと、思えてしまう。朝から夜を繰り返すうちに、昼の記憶が薄れていく。 楽しかったってことは、思い出せなくなって行って、不鮮明になった幸せ。そもそも、しあわせになりたかったのか、もう分からない。 毎回流しているものが、床に落ちているものが、涙だって気づいた時には、もう夢は覚めてて。 嗚呼、また朝か。って、枕のシミを、みつめるんでしょ？ #朗読 #朗読台本 #朗読声劇 #朗読者募集 #声劇 #声劇台本 #一人声劇 #一人声劇台本 #1人声劇 #1人声劇台本 #台本 #オルゴール #BGM #aceronpiano #自分のこと