【声劇】『時の魔女と抜け出したい黒猫の話』

魔女【】 黒猫【絆】

#声劇台本 #掛け合い #声劇 #Bの台本 #コラボしてくださった方聞きにいきます #拍手返します #フォロー返します 黒猫「テープが巻き戻っていることに」 魔女「貴方はきっと気づいていない」 黒猫「嗚呼、今宵も、また」 (少しだけ間) 黒猫「馬鹿だねぇ、どうしてわからないんだい？ 僕はずっと同じことを言っているじゃないか」 魔女「一体何のことなの？ 私は貴方を理解できないわ」 黒猫「だから……っ、僕が君に語っているのは本当の、ハッピーエンド、結末さ」 魔女「無意味ね、もうこの物語はとっくにハッピーエンド……結末を迎えているのよ」 黒猫「違うね、だから僕は存在し、本当のハッピーエンドを君に語りかけているんだ」 魔女「貴方は、間違っているわ」 黒猫「……どちらが正しいか、ホントはもう分かっているだろう？」 魔女「わからない」 黒猫「君はこの会話を何度繰り広げたか知っているかい？」 魔女「……わからない、わからない、ああ、わからない、わからないのよ、どうしたら、いいの」 黒猫「馬鹿だねぇ、どうしてわからないんだい？」 (少しだけ間) 魔女「嗚呼、今宵もまた」 黒猫「テープは、巻き戻っていく……時の魔女は、繰り返す」 ーーーーーーーーーーーーー 本当に繰り返していたのは、どちらなのか？ 同じこと、を話し続けるのはどちらなのか。 今回書きたかったテーマが前回の『時の魔女と黒猫の話』に似ていたので、どうせなら続編にしちゃえの精神でしました。