声劇台本【夢に囚われた少女】
竜空
声劇台本【夢に囚われた少女】
- 45
- 2
- 0
◈◇♡◇◈**:;;;;;;:**◈◇♡◇◈**:;;;;;;:**◈◇♡◇◈**:;;;;;;:**◈◇♡◇◈
少女はお城の舞踏会で踊ることを夢見ていた。
それが例え、叶わないことだと、分かっていたとしても…。
そんな少女も大人になり、舞踏会に呼ばれる年になった。
「あぁ、ようやく舞踏会に行ける…!」
今まで着たこともない、美しいドレスを身にまとい、少女は自分がお姫様になったように思った。
少女は華麗に踊る。
そこにいた誰もが少女の姿に心を奪われた。
もちろん王様も例外ではなく、彼女を褒めたたえたのだった。
しかし、王子様は現れない。
少女は王子様と踊ることはできなかったのだ。
それもそのはず。
この国に今、王子様はいないから。
少女はそれを知っていながらも諦められなかった。
少女の幻想は、そう簡単には消えないのだ。
夢に囚われた少女は、永遠に踊り続けた。
そう、夢の中で……。
◈◇♡◇◈**:;;;;;;:**◈◇♡◇◈**:;;;;;;:**◈◇♡◇◈**:;;;;;;:**◈◇♡◇◈
お借りしました。
#台本 #声劇 #声劇台本 #お姫様 #お城 #夢 #シエル台本
Comment
No Comments Yet.