声劇台本 『何でも持っている』 一人用
朗読者:(あなたのお名前)
声劇台本 『何でも持っている』 一人用
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相手のモノばかり輝いて見えて
手元にあるはずのモノが見えなくなる。
人は自分に対して盲目になる。
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あの子は何を着ても輝く。
あの子は素敵な家族に恵まれて。
知性もあって、優しくて友人も多い…まるで物語のヒロインみたいなあの子は……何でも持っている。
あの子の隣にいると自分が何も持っていないような…そんな気持ちにさせられる。
あの子の持っているものと、自分の持っているものを比べるようになってしまう。
あの子は…持っている。
私は…持っていない。
そんな事を数え切れないくらい繰返して
『羨ましい』って最初は思ってたけど
いつの日かそれは『ズルい』に変わっていった。
あの子はズルい。何でも持っている。
どうにもならないこの気持ち。
膨らんで抱えきれないくらいになると
私達は第三者のせいにする。
『神様は不公平だ』
比べちゃいけないのも分かってる。
自分にだってあの子にない何かを
どこかに持っている事……私は知ってる。
でも、どうしてかな?
あの子の持っているモノの方が輝いて見える。
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【BGM】
Riro=riro→fii
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- 秋お借りします。