魔法使いの弟子
くるりんご
魔法使いの弟子
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月明かりがそっと差し込む真夜中の3時にふと目を覚ます
高い高いをしてもらった記憶を夢に見た
優秀すぎる兄弟子たちの背中に何とか追いつきたいけど
今日も1日紅茶を淹れて役に立たず終わる
「 」さあ唱えてごらん
顔を失くしたソーサラーは笑う
魔術は天使には使いこなせない
古くからの言い伝え
「 」口にしちゃいけない
銀色の杖はただ弧を描く
灯りの灯ることのないシャンデリア
封じられた呪文はまだ本の中
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