「タイムジャンプ」1人声劇 試し読み
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「タイムジャンプ」1人声劇 試し読み
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#夢見るらすかるの台本 #ファンタジー #声劇台本
<<<僕は行かなくてはならない。けれど、この子を連れてはいけない>>>
◇台詞________________________________
僕は過去に戻るチカラを手に入れた。いわゆるタイムジャンプというやつだ。
方法は案外簡単だった。
しかし、僕は今、とてつもなく迷っていた。
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目の前には眠っている1人の少女。
僕はその子の頭をそっと撫でる。
僕は今、この子になんて伝えるべきか、迷っていた。僕は行かなくてはならない。けれど、この子を連れてはいけない
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君の寝顔を眺めていると、ふいに君はうっすらとまぶたをあける。
僕は少しびっくりした。
君は眠そうな声で「おはよう。」と言った。
僕は、意を決してとても重要なことを聞く。
「あのさ、ミツキ?もし、もしもだよ、過去に戻れるとしたら、どうしたい?」
これに対する返事は実に君らしいものだった。
それを聞いた僕は、やはり1人でいくことにした。
そのあとすぐ、僕は一通の手紙を君のそばにおいて、
タイムジャンプをした。
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