【過保護もほどほどに】声劇台本
王様()姫()
【過保護もほどほどに】声劇台本
- 57
- 3
- 0
【過保護もほどほどに】声劇台本
《登場キャラ》
王様
姫
〈セリフ〉
(王)
ならぬ、決してならぬぞ
(姫)
どうしてなのです!!
(王)
どうしてもなにも、お前は私の跡を継ぐ人間なのだ
あのような場所に行ってはならん
(姫)
私はもう子供ではありません
(王)
せめて護衛をつけるか
いや、私がついて行こう!それがいい!
(姫)
よくないですわ!それに父上と一緒だなんて、恥ずかしくて嫌ですわ
(王)
は、恥ずかしい、だと!?
はぁ、ついに反抗期が来てしまったのか
父は悲しいぞ
(姫)
父上はいい加減娘離れしてください!
(王)
それは無理な話だ!親が娘を思い心配することの何が悪い!お前にもしものことがあったら、わしはあいつに顔向けできぬわ
(姫)
お父様、感動的な雰囲気で誤魔化そうとしたみたいですが、母上は死んでませんよ
(王)
ハッハッハ!さすがだ我が娘よ!よくぞ我が嘘を見抜いた
褒美は何が欲しい?
(姫)
では、城下町に出かけさせてくださいませ
(王)
それはダメだ
(姫)
どうしても行かせてはくれないのですね、父上なんて大っ嫌い!!
(王)
ま、待て!分かった!
城下に行くことを許そう
だから、
(姫)
ありがとう父上〜!!
行ってきまーす!!
(王)
行ってしまったか
子はいつか親から離れるというが、せめて成人の儀を終えるまでは、絶対に離してなるものか
〔おしまい〕
(あとがき)
今回のお話は、過保護な王様とそれにうんざりしている姫のやりとり。
城下町へ出かけるだけでも心配し、外出するにも護衛をつけさせようとするほどの過保護さ。
果たして王様の娘離れはできるのか!?
使用の際の拍手・コメントは不要。
コラボしたサウンドに台本のコピペは禁止。
Comment
No Comments Yet.