【声劇台本】深層世界へ
イグニス【】× エスト【】
【声劇台本】深層世界へ
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みわたかさんの美しい曲をお聴きし、衝動的に台本作成しました。初の声劇台本です。
投稿翌日午前11:00ごろ、少し改変いたしました。
これでぴったりくらいになります!失礼しました🙇
性別、セリフ等の変更はご自由に!
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昏睡状態に陥ったエストを救うため、イグニスが彼の精神世界に潜り、呪いにかかった本体を探し出す。精神世界での冒頭のワンシーン。
●イグニス
○エスト
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(イグニス、目を覚ます)
●うっ…、どこだ、ここは……
○ここは『僕』の精神世界だよ。
●そこにいるのは、誰だ…?
○君か、『僕』を助けにきてくれたのは…
●エスト…?エストか!?ははっ、なんだ、こんなに簡単に見つかるとはな。さあ、とっととここから出るぞ。いい加減、目ぇ覚ませよな!
○ちがうよ、僕はただの『表層意識(ひょうそういしき)』さ。自己防衛本能で一時的に形成された人格にすぎない。
●一時的に…?それじゃお前はエストじゃねえってのか?
○エストの本体ではない、ってこと。いつもは意識の表面を漂ってるだけの、自我のない、ちっぽけな存在だよ。
●そうかよ…、じゃあ、その本体ってのはどこなんだ?
○あれを見て。あの真っ暗な一本道はエストの心の奥深くにつながってる。そこに居るとは思うけど、でも、あの先に行ったら…、君、どうなるかわからないよ。
●なるほどな。…ま、行くっきゃねえわな。
○…なぁ!エストは死んだわけじゃないんだ、いつか呪いも解けて、目を覚ますかもしれないし…、それまで待ったっていいじゃないか!
●俺はな、待つってことが一番苦手なんだよ。
○ちがうよ!僕なんかのために君が危険を冒(おか)す必要なんかないって言ってるんだよ…!
●すまねえな。あいつがいねえと、調子出ねえんだ。
○『イグニス』…!
●大丈夫だ。またどっかで会おうな。『エスト』
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