【声劇台本】深海翠光

【BGM】シュリ・【台本】明治・【読み手】あなた

新しくなったステージエコーをちょっぴり入れてみた！ 寝よって思ったところにこの台本お見かけし寝てる場合ではないってなった… あまりご無理はしないでくだされ… 声劇始めて一番最初に読ましていただいたあの台本からず〜っと台本にぶつける静かな熱さとこだわりが大好きです。 最近演技力がちっとも追いつかなくてなかなか読めないんだけど…σ(^v^;) 台本主さんに作り込まれる台本って台本からなんとなく分かる。 で、すごいこれー！！！ってなりすぎるとそれに見合うだけの物は出せなくても自分の精一杯めっちゃ練習したくなって、半端なものをアップできなくなる系。リスインもせずにこっそり練習しまくる。 調子がいいとぱってやれるんだけどね。。。 今回のは3時まで頑張ったけどこれが今のベスト…もっと表現豊かになりたひ。 エコーなし(没) https://nana-music.com/sounds/03228c69/ === 深海の底が凍り始めた。 背骨がギシギシと音を立て、指先の感覚が壊れていくのが分かる。鈴のような音色と貝殻の呼吸音だけが耳に溶けて消えた。 海の中腹（ちゅうふく）で眠り続けて、もうどれだけの月日が流れただろうか。 こぼれた涙が氷の粒になって、光を反射しながら地上へと向かっていく。 空の色と海の色が氷を飲み込んで、透明な雨が降り注いだ。 自分もそこへ行きたい。 けれど手を伸ばそうとしてもふっと力が抜けるのだ。 身体は眠り続け、心は足掻き（あがき）続ける。 雨の水圧と酷い虚しさが深海へと押し潰していく。 沈んでいく。ただ、沈んでいく。 氷の壁が人型（ひとがた）に歪み、最期（さいご）に見えたものは眩しいほどの水色の光でした。 #声劇 #声劇台本 #朗読 #朗読台本 #台本 #シュリオリジナル #シュリBGM