「初恋は実らないって本当なんだね。」
頬に浮き出る二つの雫をそっと撫で、
彼女はポツリと呟くーーーーーー ーーー ー
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母に期待をかけられ育った少女。目の前に敷かれた道を進むだけで、周りに人が集まって来る。自分の考えや勝手な行動は母の機嫌を悪くするから、少女は命令に従って歩いた。
そんな少女に彼は言ったんだ。
「君の心は悲しんでいる」
優しく頭を撫でられるなんて始めてで、少女はその場に崩れるようにして泣いた。
だから少女は...彼が困っていたから助けたくて、神様にお願いして...
「彼の悲しみを私に下さい」
叶ってしまったんだ。
彼の悲しみは少女が思っていたよりも大きくて、気づけば彼の悲しみは少女の心と同化した。
頬に浮かぶ二つの雫は少女の心と彼の悲しみ。
混ざりあった涙の色は空を濁らせ、大地を濡らす。もう少女の力じゃ止まらない雨から逃げようと森の中に逃げ込んで、1人で古びた屋敷に居座った。
この森が『雨降りの森』と呼ばれる理由。
それは、悲しみを抱えた少女が今でも彼を待ち続けているからなんだとか...
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今日ぱっと思い付いた設定やらなんやら
また色々変わるんだろうな~...と思いつつも
とりあえず書いていくスタイル👍
#ティブタウンの住人達
#小説
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