【和風声劇台本】一報(前編)【掛け合い】
○士郎() ●直正()
【和風声劇台本】一報(前編)【掛け合い】
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【再掲載】台本13作目。12作目「その刀は私怨か思念か」の続きです。
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刀の呪いの成り行きについて調査を終えた士郎。辻斬りを行った者が領主の加藤直正であり、その後も罪人の処刑を自ら行い、罪の大小を問わず、後の妖刀「生継」で斬り続けていたことが分かった。士郎は意を決して直正との対話に至る。
以下セリフ
性別、設定、アドリブご自由にどうぞ!
○八重山士郎・・・斬られた者達の生の記憶を持ち主に引き継ぐ妖刀「生継(なりつぐ)」を持つ侍
●加藤直正・・・阿蘇の地の領主。名将加藤家の血筋。生継を妖刀へと変えた張本人。
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○「松江藩主が遣い、八重山士郎と申しまする。此度(こたび)は拝謁(はいえつ)の機を頂戴致しますること、誠にありがたきことと存じ上げまする」
●「遠路はるばるご苦労であった。此度(こたび)は何の用であったか?」
○「・・・実は、直正殿がどのような嫌疑であれ、罪人を己が愉悦の為に、自ら手を下しているとの噂を耳に致しまして」
●「ほう。士郎殿は親切にも、有りもせぬ噂話を私に伝え、怒らせる為に参ったのか。」
○「左様にございます。なにぶん、火の無いところに煙は立たぬと申します故」
●「・・・良い度胸だ。たかが田舎の領主の使い、斬ったとて何とでも申し分が立つ。今しがたお前を斬れと言わんばかりに新調された刀がある。覚悟はできておろうな?無礼者」
○「丸腰相手に刀を取る者こそ無礼者よ。斬れるものなら斬ってみよ。」
●「ふん、良かろう。・・・!?おああああああ!!!こ、この刀はああああああ!!」(終わりまで叫び続ける)
○「(「この刀はああ」の直後に)懐かしいか直正殿、数多(あまた)の業を背負い続け、災厄を招いてきたその刀が、主(あるじ)の無念を晴らす為、そなたが造り出した呪われし刀が、お主の下(もと)に還ってきたぞ!!」
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使用BGM・・・くり様より 「沼」
あと二作でこの「業の刀」シリーズは終了予定です。一報というタイトルは、伝えるという一報ですが、一矢報いるを縮めた意味も含んでおります(どや顔)
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