フランス革命より〜貴族の少女と農民の青年の恋〜 BGM①
ナナオナイップ
フランス革命より〜貴族の少女と農民の青年の恋〜 BGM①
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フランス革命が起こる1ヶ月前。
パリ近郊の貧しい農地に視察に行った、ボルドレール伯爵家。そこについて行った少女、アンジェ・ボルドレール(14歳)は畑で働く1人の青年に目をとめた。名はブランド・グレーズ(17歳)。
「あなたは何を作っているの?」
「ジャガイモと人参ですよ、ボルドレール家御息女様」
「あら、そんな固い言い方はしないでくださいな。あなたにそんな言葉遣いは似合いませんことよ」
「でも、普通に話しちゃ、怒られんだよ」
「じゃあ、私とあなたで話すときは構いませんわ。私が許しますもの」
この2人は2週間もしないうちに恋に落ちた。
貧困が蔓延しているこのフランスを変えたい。そうアンジュは話していた。「国王様だって王妃様だって悪い人じゃないんですのよ!でも、ただ、ちょっと優柔不断で。この国を変えたい気持ちはありますもの。けれど、この国の貧困は根が深い。セーヌ川の水を飲もうとする家なき人もたくさんいらっしゃいます。私は頑張って、勉強して、そんな人々がいない国にできるようにしたいのです!」
「よっ、アンジュ。かっこいいじゃん。俺もさ、アンジュにこの国を変えてほしいよ。産まれてジャガイモと人参しか作ってこなかった人生だったけど、これから変わってくなら、もしかしたらトマトぐらいつくれるようになるかもしんねえしな」
「もう!ブランドったら!冗談ではありませんことよ!」
しかし。この時間は長くは続かなかった。すぐにフランス革命が勃発し、アンジュとブランドは不本意にも敵対する形になってしまう。
「アンジュ!!」
「ブランド!!」
「捕まれ!早く!もうすぐ革命軍がボルドレール邸宅を襲いに来る!急げ!」
「。。。」
「アンジュ!」
「、、、ブランドは、やっぱり、最後まで田舎男ですわ。私は、、そんなあなたに会えてきっとよかったのです。私が、知らない、もっと助けなければいけない人がいることを、あなたは気づかせてくれた。あなたみたいな人が、私と結婚してくれたらと思ったりもしました。。でも、、ブランド!あなたは生きてくださいまし!
私は、ボルドレール家長女、アンジュ・ボルドレールなのです!
最後まで、この名はすてませんわ!」
ありがとう、ブランド
「アンジュ!!!!」
これは、フランス革命の最中に起きた、一つの悲恋のお話。。
いや、背景長すぎんだろこれ笑
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