『雨の止まない街中』
誰かが言った
いつか空は灰になって落ちるって
妄想の世の中で 日々を喰らっている
境界線を引いてしまうのも
共感覚のせいにして
街の灯の海で 居場所を探している
何処へ行くにも
この足は退屈に染まって動かない
少しだけ先の景色が見たいだけなのにな
雨が降ったら きっと 頬を濡らしてしまう
枯れてしまった色ですら 愛しくなるのに
目を瞑ったら もっと 遠く霞んでしまう
煩くなった雨の音 笑い飛ばしてくれ!
Comment
No Comments Yet.