声劇台本【奇跡を望む】
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声劇台本【奇跡を望む】
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少女を救うため、同じ世界を何度も繰り返す少年の話です。
初めて台本を書いたため、不慣れなところがありますが、みなさんよろしくお願いします。
また、素敵な曲をお借りさせていただき、ありがとうございます。
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「……ねぇ、リリィ。今度は、何を間違ってしまったのだろうね」
横たわる少女を見つめた少年は、つぶやく。
「……もう一度」
ミラグロ暦258年、世界にこの年、大きな災厄が訪れる。
「ねえ、エリウッド?どうしたのかしら?」
それに立ち向かうため、神は神託を下した。
「……いや、なんでもないよ。さあ行こう。王様が待っているよ」
勇者リリィ・チュードは、世界を救うであろう、と。
「今度こそ、死なせない」
これは、少女を救うため、世界を繰り返す少年の物語。
「ああ……やっぱり僕は間違っていたんだね。はじめから、こうすれば良かったんだ」
泣きそうな顔で駆け寄ってくる彼女に、少し安堵する。
「今度こそ、君を助けられたよ、リリィ」
だからどうか、泣かないで欲しい。
その言葉は彼女に届いただろうか。
#声劇 #朗読 #声劇台本
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1commnets
- 星型どうぞ!